2014年7月19日土曜日

森林経営計画  搬出間伐


以前話していた森林経営計画の団地の搬出間伐が終わりました。
木も無事に運び出せてスギ林も見通しがよくなりました。
これから、完了書類の作成があり、今までの請負工事と違って
かなり書類関係が大変そうです。
やはり、デスクワークより現場が体動かしている方が気が楽ですね。

さてさて、実際の現場の様子はというと、
下の写真が伐採前のスギ林の様子です。
撮影箇所は、20m×20mのプロットを作成したところで、
伐採率は32%くらいです。


造材してある丸太は道を作った時のものです。
林齢30~40年ほどでしたが、材は細く、林内もシダ類が繁茂しており、
スギの成長が悪い箇所と言えます。

そして、次の写真が完了時のものです。
あいにく曇りだった時に撮ったので林内に光が入っているところは
確認できませんが、晴れたときはまんべんなく太陽の光が地上まで
届いてます。
やはり、伐ってみると細長い材ばかりで、
丸太としてはそれほど価値の高いものではありませんでした。

間伐という言葉になじみのない方が多くいらっしゃると思いますが、
簡単に説明すると、野菜や果物、花などの栽培の時に
間引き・剪定をしますが、それと同じようなことが山でも
行われています。
こうすることにより、残された木が太陽の光、地中の養分を
間伐する前より多く獲得出来、成長スピードが増加して、
太く長い木になります。

この他にも、私たちの生活に直接関係するような効果もあります。
また、「そもそもなんで間伐が必要になる植え方をするの?」
など疑問に思った方しれませんが、長くなりそうなので、
また、次回にでも書きたいと思います。


早く梅雨終わらないかなー


2014年7月16日水曜日

イベント情報②


前回、告知していた木工教室の内容が決まりました。
7月20日(日)に開催します!
内容は「坂道をとことこ歩くカニさんとゴリラくん」、「ドアノッカー」です。
すでに、キットになっており小さいお子様でも簡単に作れます。
お時間もさほどかかりませんので、お気軽ご参加下さい。

他にも、木製さかなのさかな釣りゲームや花台用の板など
多数展示しています。


展示会の様子。
花台用の板を探す方が多いです。

今回、持ってきた家具はこんな感じです。
折りたたみ式のちゃぶ台は売れました。
ありがとうございます。




 木工教室で作成するキットです。
説明書もついているのでご自宅でも簡単に作成できます。


2014年7月7日月曜日

イベント情報

平成26年7月11日(金)~7月21日(月)まで
「モーツァルトの森の贈り物」~新津フラワーランドinマルユー~と題しまして、
新潟県秋葉区の新津フラワーランドさんで木工品の展示販売会を開催します。
営業時間は9時半から6時までとなります。

越後杉を使用した木工品や家具など様々な物をご用意します。
また、開催期間中に木工教室も計画しているので、
ご興味のある方はぜひご参加下さい。
(木工教室は子供が主体となった、おもちゃ作りを計画しています。)

新津フラワーランドの周辺には、美術館や博物館、植物園などがあり、
見所満載です!
ぜひ、ご家族揃ってご来場ください。


モーツァルトの森の贈り物チラシ






















新津フラワーランド周辺地図

2014年7月4日金曜日

新潟の森林


今週は雨でなかなか山仕事も進みません。
この時期は、雨降るは虫は出るはで大変です。
しかし、植物にとっては嬉しい時期なのでしょう。

さて、今回は新潟の森林について書きたいと思います。

平成25年度の新潟の森林面積約86万haと県土総面積の68%を森林が占めています。
全国ランキングですと6位という森林県なのです!

森林面積の約57万haが民有林ですが、その内、人工林率は24.9%と
低い水準にあります。
このことから、考えられることは新潟は多くの森林を所有しているが、
それを活かす林業が全体的に活発でないと言えます。

一方で、森林組合や製材工場の数は多く全国でもトップ10に入るほどです。
なので、搬出した材が万遍なく売り払いでき、尚且つ、材の安定供給が
出来れば全国でも有数の林業県になれる可能性があります!

しかし、ここが一番のネックでなかなか国産材の売り上げが伸びないということです。
材が売れる→設備投資、造林する→材を搬出する→材が売れる・・・
(他にも林産物や木工品などがあります)
この流れがうまく構築出来ないのが林業の発展にブレーキをかけています。
国や県で色々な制度や補助金などもでき、
多少は市場も活発になってきましたが、まだまだ難しいのが現状です。

当社も今は、越後杉をアピールしたり、材を搬出したりとそんな感じです。


現在、搬出間伐行っている山土場の様子。
間伐材なので小径の丸太が多いです。



下記のバナーから新潟県の統計資料が見れます。