2015年12月11日金曜日

遊んで楽しく「木育」

「木育」という言葉を御存知ですか?
今、個人的に注目しているワードの一つなのですが、
「木育」とは、幼児から高齢者までの様々な年代の人が
「木とふれあい、木に学び、木と生きる」取り組みの事です。

木の好きな人が聞けばとても魅力的な言葉に聞こえますね。
実際に木が好きな人に木の何が好きかと問えば、
「木を見ると落ち着く」「温かみがある」「自然素材で安心」など
そういった意見を数多く聞かれます。

皆さんが思われている通りに、本当に木にはその効果があります。
森林浴をすると気持ちいい、リラックスする
それは、木が「フィトンチッド」と呼ばれる成分を発散しているためです。

温かみがある、手に優しく馴染む感じがする
木はコンクリートや鉄製品に比べ、はるかに熱を伝えにくい
特質があるため、夏は涼しく、冬は暖かく感じる事が出来ます。

今では、そういった木の良さが見直されてきており、
公共施設などにも木を積極的に取り入られています。

こうして、木工品で遊んでみたり、木で何か工作をしてみたり、
森の中で遊んでみたり、林業を体験してみたりすることで、
鋭い感性や自然への親しみ、森林や環境問題に対する興味を育み、
豊かな心を育てます。

こういった、様々なプラスの効果が「木育」にはあります。
この気軽にできる「木育」を広がれば、もっと素晴らしい
世の中になるのかなと考えています。


2015年12月5日土曜日

ふるさとの家-展示会-

先月、11月17日から新潟ふるさと村ふるさとの家で
木工品の展示販売会【和・座】くらしの木の展示会を開催しています。
日本の伝統家屋も見れて、木工品で遊ぶことも出来ます。

年末割引で通常より安く提供していますので、
ぜひ、この機会にお越しください。

他にも、新潟ふるさと村ではイベント盛り沢山なので
新潟ふるさと村のHPもチェックしてみてください。


2015年7月13日月曜日

モーツアルトの森の音楽祭

先月、6月20日に(株)マルユーのモデルハウスで森の中の音楽祭を開催しました。
初夏のすごしやすい気候と天候にも恵まれ、また、
たくさんの出演者と観客に来ていただき大盛況でした。


まず始めに、赤澤さんによるオカリナの演奏で幕を開けました。
心地よいオカリナの優しい音色が会場内に響き渡り、
会場内は穏やかな雰囲気に満たされました。




次は、今回のメインとなるア・カペラグループ「トライアングル」の
皆さんの合唱でした。
誰でも知っている民謡からジブリのもののけ姫など、子供からお年寄りまで
楽しませてくれるラインナップでとても盛り上がりました。


ティータイムを挟んでからフルートとキーボードの演奏が始まりました。
普段あまりに耳にすることのないフルートの音色はとてもあたたかく
木に囲まれたこのモデルハウスの雰囲気にもマッチして、
会場全体が優しい空気に満ちているように感じられました。


最後は、出演者、観客全員で「ふるさと」を合唱して幕を閉じました。
たくさんの方々に「すばらしい演奏が聴けて良かった。
自然に囲まれた会場がとても良かった。」などの声を頂き、
音楽祭は大成功でした。




2015年6月11日木曜日

道づくりと搬出間伐

前回、投稿した山に道を造って、搬出間伐を始めました。
山に造る道は、森林作業道と言われる幅3m程の簡易な道です。
キャタピラーで走行する重機が使う道なので、
基本は土のみで造られており、
普通車やトラックでの走行は難しいです。
しかし、必要に応じて走行できるように、砂利等を敷いたりもします。


下の写真は、重機での集材・集積をしている所です。
木を道の方面にくさびやチルホールを用いて倒して、
重機で集材して、枝打を行ってから、4mの長さに造材します。
その木を道の脇や邪魔にならないところに集積しておきます。


道の脇に置いた木をどうやって運ぶかというと、
フォワーダという林内作業車を使います。
この機械には、グラップルローダーという物を掴む
機能もあるので、自分で荷台に丸太を積んで運ぶ事が出来ます。

こうして、トラックが入ることのできる土場(どば)まで、
丸太を運び、森林での作業が終わります。

2015年4月7日火曜日

森林経営計画-新たな森へ-

山の雪もようやく消え、やっと本格的に山仕事がスタートします。
冬場に計画を立てていた新たな団地へ入りました。
作業は搬出間伐。
成長の悪い木や雪折れ、又木等の形状不良木を中心に伐採していきます。

下の写真が着手前と完了。
一目で分かるように込み合っているところがすっきりし、
斜めに生えている木もなくなっています。
間伐は優良木の成長を助ける為に行うので、
あまり良質な木材は出てきませんが、
何より所有者が自分の山が綺麗になったことを喜ばれます。


林内に光も良く入るようになったので、
今後、下草も生え健全な森林になると思います。

ここから、さらに道づくりと間伐を進めていく予定です。

2015年2月6日金曜日

2月14日土曜日、まるどりで紹介されます。

現在、新潟ふるさと村アピール館で開催中の「木のぬくもり展」に
UX新潟テレビ21の方が取材に来ました。
なんと、あの「まるどり」で紹介されるようです。
放映は来週の2月14日土曜日A.M9:30からです。
毎週見ていた番組なので、とてもありがたいです。
興味ある方はご覧になってください。

また、「木のぬくもり展」も好評開催中なので、
お近くに来られた時はぜひお立ち寄りください。

イベント情報ー「木のぬくもり展」 

2015年1月26日月曜日

イベント情報


毎年、この時期に恒例になっている「木のぬくもり展」を今年も開催します。
例年通り、新潟ふるさと村アピール館の一角をお借りして、木工品の展示や
新潟県の林業状況のパネル展示など見所たくさんな展示会になっています。

主催はくらしに木をつかう協議会
日程は今月の1月31日(土)~2月15日(日)の16日間
弊社も雪圧で曲がった木を活かしたカーブベンチや無垢の学習机、
やわらかな手触りが魅力的な木のおもちゃなど多数展示する予定です。

新潟ふるさと村には、新潟の特産物がたくさん展示販売されています。
週末にはぜひ、ご家族揃ってお立ち寄りください。



2015年1月13日火曜日

木の情報-No.1いちょうの木

いちょうの木は以前書いた通り、かなりポピュラーの木です。
古代から生育しており、今では全国に分布しています。
ちなみに原産国は中国です。
樹高は25~30mにもなる落葉高木で分類は針葉樹になります。

また、いちょうにも雄株と雌株があり、秋になると実るあのビールに合う
最高のつまみ銀杏は雌株にしかなりません。
しかし、銀杏は臭く匂うので皆さんが街路樹なんかでよく見るイチョウの木は
ほとんどが実のならない雄の方が植えられています。
雄と雌の見分け方は葉の形の違いでわかります。
雄は葉の形が扇形になっており、雌は葉の先が少し割れています。

素材としてのいちょうは、心材と辺材の区別があいまいで
色は満遍なく淡黄色です。
(心材は材の中心、辺材は皮に近い部分)
材は柔らかく、切削の加工も容易で工作にも向いています。
水湿にも強いのでまな板に広く用いられています。
それと、加工が容易な事から器具や家具、彫刻材など
様々な用途で使われています。

当社ではほとんどまな板にしていますが、
今は以前製材したいちょうの大割の板がありますので、
使いたいという方はお気軽にお問い合わせください。